手解きとは?
こんにちは(^^)江村鍼灸院の江村です。
サンチンとサンチンの手解き↓
サンチンとサンチンの手解き @江村鍼灸院/セオリープラクティス - YouTube
空手の型を形化するためには、手解きが必要です。
手解きは世界観を共有するためのものです。
手解きがないと自分の世界観で型を行います。
それは、自分の筋力や反射神経の感覚で型を行うことになります。
筋力や反射神経は自分の能力です。
自分の能力で行う型は、體育の域です。
しかし本当の型稽古は違います。
型は初めから完成しているものです。
初めから心や技、生きるための可能性が詰まっています。
型は稽古を積んで完成させるものではありません。
そのため、初めから完成した世界に触れることができ、初めから触れることが形化の条件です。
手解きはまず、筋力や反射神経など、自分の持っている能力に頼らないことを学びます。
そのため、形化ができている先生に手解きを受けるのが、本当の型稽古のはじまりです。
手解きは、先生が持つ世界観のインストールです。
そして検証、基本分解でインストールしたものの使い方を確認し、使えるようにしていきます。
型の形化プロセス
- 型を覚える
- 手解きで世界観をインストールする
- 検証で自分の世界観を捨てる
- 基本分解で使い方を知る
- 変手・応用で型を感じる
型のオンライン指導は可能か?
現在、テレワークやオンライン飲み会など、情勢によってオンライン化が急速に進み、強化される流れになっています。
しかし、オンライン化が難しいこともたくさんあります。
型の手解きも難しい部類に入ります。
型は聞くより見ること。
見ることより触れることで上達します。
しかしさらに上があって、触れることより導かれることの方が上達します。
時代はバーチャルセンサーのようなもので、仮想體感できるところまで来ています。
『触れる』の指導は、そんなに遠くない未来に実現されるかもしれません。
その時に『導かれる』感覚も傳わるようになれば、型のオンライン指導は可能だと思います。
それでも足りないもの
わたしたちは、時間や距離に影響されず、誰とでも繋がれる時代います。
しかしそれだけに、真剣さや覚悟が希薄になりやすくなっています。
対面形式の稽古には、真剣さと覚悟が必要です。
高度なオンライン指導が可能になれば、この部分はさらに希薄になるでしょう。
限りなく近づきはすれど、絶対に完璧になりません。
そのため、現時点で高度なオンライン指導か可能だったとしても、100回のオンライン指導より、1回の対面稽古です。
1回の対面をより良いものにするのは、お互いの真剣さと覚悟です。
現在の情勢の中、新しいものへシフトしていくことは必然です。
しかしシフトしていく前に、日々の真剣さと覚悟は見直すべきです。
このブログは武道から学んだわたしの哲学を書いています。
何かのお役に立てれば幸いです。
江村拝
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