空(ku)の教室

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サンチンの呼吸 締めを作る

サンチンの締め

 

こんにちは(^^)江村鍼灸院の江村です。


サンチンの呼吸は締めを作ります。

 

サンチンの締め→※寛ぎ體に強さとしなやかさを生じさせるものです。

※寛ぎ體→リラックス状態や自然體の意

 

締めはサンチンの呼吸が正しく行えると自然に生じ、サンチンの稽古を繰り返すと締めを作り上げることができます。

 

締めを作るために守るべきポイント

 

いくらサンチンの稽古を繰り返しても呼吸ができていないと締めは作れません。

 

そのため呼吸が伴ってこそサンチンの稽古ができていると言えます。

 

そのための守るべきポイントを記していきます。

 

まずはサンチンの中に入り、呼吸を拡大します。

 

次に三角の基本姿勢を作り(意識の三角でも良い)眼から三角の先端へハの字で吐きます。

 

三角先端へ斜め下にハの字を送る意識です。

 

呼吸の拡大からニュートラルへ戻るのに合わせてハの字を送ります。

 

呼吸の拡大では肺に圧力をかけません。

 

腹にも圧力をかけません。

 

胸式でも腹式でもなく、サンチンの中にいるのでサンチン式です。

 

吐く時は抜けるように、溜め息をハの字に変換します。

 

吐きに緊張を生じさせてはいけません。

 

呼吸で緊張を生み出さないために、眼も緊張させてはいけません。

 

眼は置いて緩めます。

 

ですが目線はしっかり描きます。

 

どこにも緊張があってはいけません。

 

同じように脱力もあってはいけません。

 

サンチン(型)では力が随時流動しています。

 

そのため、力を入れる必要も抜く必要もありません。

 

条件を満たし行えば、寛ぎ體になり締めが生じます。

 

締めは緊張の先にはありません。

 

寛ぎの先にあります。

 

ここまでが締めを作るために守るべきポイントです。

 

寛ぎは體にゆとりや緩やかさを生じさせます。

 

そのゆとりや緩やかさがパフォーマンスを向上させます。

 

そこに締めが加わると、強さとしなやかさが生じます。

 

それが更にパフォーマンスを向上させます。

 

イメージはダメ❌意識は⭕️それが稽古のキモ


最後に締めの稽古をする時のキモについて書きます。

 

それは上記のポイントを意識することです。

 

イメージしてはダメです。

 

意識は感じることができますが、イメージは感じることができないからです。

 

ハの字の意識、目線の意識を明確にし、ハの字、目線、その他もろもろを感じる稽古をしてください。

 

それが締めを作る稽古のキモです。

 

このブログは武道から学んだわたしの哲学を書いています。

 

何かのお役に立てれば幸いです。

 

江村拝

 

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