型は無形で側にある
武術の型は、わたしたちの側にある形の無いものです。
決まった一連の動作のことではありません。
わたしたちが行なっているのは、型の中での連続的な構えです。
構えは準備です。
不確定要素へ瞬間的に対応するためのものです。
そのため、型の稽古を動作で行うのと、連続的な構えで行うのとでは、習得するものが変わります。
ひとりで型の稽古を行う場合の意識は、『全方位不確定要素に対応できる準備の連続』です。
構えと誘(いざな)いと創造力
構えには誘いもあります。
誘いは創造力によって生まれます。
こうしよう、ああしようという思考では、想像の域をでないため、共感が起こらず、真の誘いにはなりません。
創造には共感があります。
分解組手では、決まった雛形から創造と想像の違いを学び、創造力を養います。
武術は創造力という、生きていく力を与えてくれます。
その力は武術の枠を超越し、無限の可能性を与えてくれます。
型はわたしたちの側にあり、意識の在り方次第で創造力という力を与えてくれます。
そして創造力は、わたしたちを進むべき正しい道へ誘ってくれます。
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