蓄積する損傷
当然のことですが、わたしたちの時間はだんだんと残りが少なくなっていきます。
残された時間で、後どのくらいの靈止(ひと)に、どこまでのことを傳えられるのでしょうか?
最近は生徒さんの水準が上がっています。
わたしは生徒さんの術(わざ)を受けながら指導しているのですが、みなさん威力が出てきているので、手抜きの当て止めでも、実は損傷が蓄積しています。
基本的には効かしのない当て止めですが、制御しきれていないと自然な響きが起こり、損傷を受けます。
最近では、関節蹴りや投げを多く指導して受けていたので、膝を痛めてしまいました。
昨年は他にもさまざまな処に損傷を受け、そんな中で突如、コリン性蕁麻疹も発症しました。
術(わざ)で受けた損傷の回復には時間がかかります。
それが最近では、肉體の均衡を崩す形でも出てきています。
自分の手当て、食生活や睡眠と氣を使いながら過ごしていますが、年々、蓄積するものがあります。
いろいろなことを含め、後どれくらいの時間が残っているのだろうか?と思う今日この頃です。
まだまだ稽古は行なっていきたいですが、突如できなくなることもあるかもしれません。
そんな日が来るまでに、目一杯、傳えられることを傳えていきたいと思います。
残された時間を、武術と真剣に向き合う靈止(ひと)と過ごせたら、大変嬉しく思います。
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